個性かがやく都市の再生とは 武内よしえ 多摩市議会議員
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2005 年 10 月 13 日     カテゴリ:活動報告
個性かがやく都市の再生とは
〜全国都市問題会議に参加して〜
 二日間に渡って高松市で行われた全国都市問題会議に参加してきました。
今回のテーマは「個性かがやく都市の再生」。1日目は、宇沢弘文(東大名誉教授)さんの「2005ヨーロッパにおける都市のルネッサンス」の基調講演に始まり、一般報告として田尾和俊(四国学院大学教授)さんの「讃岐うどんブームのプロモーションにみる情報発信の視点」ほか2報告が、2日目には「個性かがやく都市の再生」としてパネルディスカッションが行われました。
 一日目の報告の中で特に田尾さんのお話は大変興味深く、どのようにして今の「讃岐うどんブーム」を作り上げたかの報告でした。以前タウン情報誌の編集長をしていた時代に「香川の若者を動かす」という目的を掲げ、香川県内の若者をターゲットに歴史や伝統、文化と言った切り口で紹介されてきた「讃岐うどん」を何とか若者をおもしろがらせる企画にできないかと考えていたときに製麺屋の小さな店でごく近所の人だけにたべさせる「うどん店」を見つけました。そのときの感動を「ゲリラうどん通ごっこ」として連載を開始。写真も載せない、詳しい地図も載せない、なんとか文章だけでたどり着かせる。この手法が若者に受け、雑誌やテレビ番組が紹介し空前の「讃岐うどん」ブームとなった訳です。
 これが成功した要因は何かといえば、まず「若者を動かす」という具体的な目的をあげたことです。そして「若者を動かすために最も効果的な手段は何か?」という戦略が出てきます。ただ単に「地域を活性化する」だけでは具体的戦略が生まれてこない。
これからは、「誰をどうしたいのか?」そしてそのための戦略は何なのかを具体的に考えてまちを活性化していかなくてはならないのです。
 2日目はパネルディスカッションでしたが、THE店長会議編集長の桑原さんのお話も興味深いものでした。日本全国のお店を見て回っている桑原さんですが、どのようにしたら店が繁盛するのか?細かな事例をあげてお話くださいましたが、本当に些細なことなのに客が来るか来ないかの大きな分かれ目になると改めて思いました。例えばあるスーパーでは、生活カレンダーを地域別に作成しパートの生活実感情報を加味して商品提案の精度をあげているとか、食品売り場にその地域の給食のメニューを張り出し、昼に子どもが食べたものと重ならないように夕食の準備をする手助けをするなど…。
「脳が満足を感じるのは7割がプロセスの楽しさ、快適さ、心地よさに対してで結果の満足は3割である」という言葉があるが、結果として満足がいかなくてもそのプロセスがお客にとって良いものであったかどうかで最終的な印象は決まるということです。やはり何事もプロセスは重要ですね。
 その他にも各自治体のまちおこしの事例などが報告され、直接お話を聞きに行きたいと思いました。直接わたし達のまちには当てはまらなくても、何かのヒントは得られるはずです。他市が成功してもそれと同じものが成功するとは限りませんが、元気なまちの取り組みを聞くのはとても楽しく元気が出ました。



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